庭は活造り

車や家電製品などの日用品は、使い始めた後は、ほとんどの場合、古く(悪く)なっていきます。
ところが、「庭」となりますと、草木は生長し、レンガや石には苔がつき、年月が経つにつれて、
どんどん風情も景観も良くなっていきます。つまり、これは、庭が活きているからです。
また、見方によっては、板塀のペンキのはげ具合や、板の変色も美しいものです。とは分かって
いても、「今回は、20年後に朽ちるのを楽しむ庭を造りました」「まあ、素敵」とはいかないのが現状です。
庭に立体感を
あまり利用価値の無いオブジェを庭に造ってしまうと、将来おそらくじゃまになります。左の写真は、花壇にベンチと砂場を付けてみました。子供さんが大きくなったら砂場は花壇になります。これをウッド・デッキの前に造るとバーベキューの際などにたいへん役だっているようです。
車一台分の敷地には、レンガが約600個必要です。
と申しますと、1個のレンガの値段から計算して、おおよその金額を算出することができます。
所が、いざそのレンガを自宅の敷地に敷くためには、まず、レンガの厚さ分の土を削り取る作業の事、その土を産業廃棄物として捨てにゆくこと、レンガを運搬すること、レンガが動かないように、下地に細工をすること、また、水が溜まらないよう勾配を計算すること、などがレンガ代金より多くの経費を必要となりますのでご承知ください。
中古のレンガがどうして存在するのでしょう
レンガにも、ジーンズなどと同じように、新品、中古品、中古風、などと色々種類があります。
中古風ですと、新品のレンガをローリングさせて角を落とし、いかにも使い古したように作ります。
では、中古品(アンティーク)のレンガがどうして安定して現れるのでしょう?ジーンズのように、高価になったり、プレミアがついたりするのでしょうか?
それは、赤レンガのように、古い建物に使われていたレンガなどは、将来無くなってしまう可能性は
当然考えられます。しかし、耐火レンガのように、工場で焼き物の炉として使われているものは、
数年ごとに炉を作り替えるために定期的に出てくるようです。
我々庭業者も、風情ある中古品のレンガは絶やしてほしくない庭造りの大事なアイテムの一つです

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